寺西眼科では白内障や緑内障、涙目、ドライアイ等の治療や白内障日帰り手術にも対応しています。

診療時間 月曜〜金曜9:00-13:00/14:00-17:00 火曜日9:00-12:00 土曜日9:00-13:00 休診日/日曜・祝祭日
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2015年11月12日

院内勉強会(眼科学会報告)

 先日名古屋市で行われた第69回日本臨床眼科学会に院長が出席し、下記の様にスタッフに話しました。{平成27年10月22日(木)~25日(日)名古屋市国際会議場にて}

#1 核分割・処理徹底解説
・理論)超音波核破砕:超音波により、チップ先端が振動して核を破砕します。毎秒4万回前後運動し、近年は横振りが主体になっています。超音波パワー強くすると、振幅(チップの移動幅)が大になるが、欠点として核をはじき蹴ってしまう!
・術中の眼圧:ボトル高X0.7。従って、70cmの時はほぼ50mmHg。60cmで42 mmHg。

#2 原発閉塞隅角緑内障(PACG)の治療戦略
                  *PAC: 原発閉塞隅角症
PAC&PACG:女性(2~4倍)>男性。40才以上で急に増加。
アジア>白人。イヌイット(以前エスキモーと言われていました)に極めて多いです。関連因子―遠視、短眼軸、浅前房。
  *POAG(原発開放隅角緑内障)は男性に多い。
  *日本における多数の住民を対象とした大規模な緑内障スタディには多治見スタディと久米島スタディがあります。
日本人のPACGの有病率:多治見スタディ1.3%。久米島スタディ8.9%
治療)PAC:原則として治療。周辺虹彩切除、水晶体摘出。
但し、PAC80眼(眼圧正常、散瞳負荷陰性、暗室うつむき試験陰性)を2.5年観察し、PACGへ進行例は無かったそうです。

#3 高機能眼内レンズ
1.非球面IOL 2.トーリックIOL 3.多焦点IOL 4着色IOL 5・調節IOL
・調節IOL:調節時に嚢の収縮、IOLの前方移動。1mm前方移動すると2Dの調節効果がある。①光学部が2つあるいは3つあるもの。②内部にシリコンオイル、③電池内臓等、数種考案されたが、いずれもうまく行っていません!

#4 モノビジョン法:(比較的大きな)外斜位の人は慎重に(間歇性外斜視への移行)。

#5 極早期緑内障(PPG、preperimetric glaucoma)
早期緑内障(PG,perimetric glaucoma)の前段階。OCT等で異常あるが、視野、視力等の視機能に異常のない緑内障。治療するかどうかの議論があります。