寺西眼科では白内障や緑内障、涙目、ドライアイ等の治療や白内障日帰り手術にも対応しています。

診療時間 月曜〜金曜9:00-13:00/14:00-17:00 火曜日9:00-12:00 土曜日9:00-13:00 休診日/日曜・祝祭日
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2011年10月20日

院長が日本臨床眼科学会(東京)について報告しました。

 院長が先日出席した日本臨床眼科学会について次のように報告しました。2011年10月7日(金)~10日(月)(東京国際フォーラムにて)やはり人気の学会なので非常に多くの眼科医が全国から来ていました。    
       
&1 眼瞼について
①前葉と後葉。
前葉―指で摘まめる部分(皮膚、眼輪筋)。眼瞼皮膚は全身の中で最も薄い。後葉―瞼板、瞼結膜と挙筋腱膜からなる。
②眼瞼下垂の判断―上眼瞼縁と角膜反射の距離。瞼裂幅ではない。眼瞼皮膚弛緩は下垂でない(偽下垂)。右眼瞼下垂の患者さんは、実は左の甲状腺眼症、右の加齢性眼瞼下垂であった
③麦粒腫と霰粒腫の違い:鑑別困難例あり。麦粒腫は感染。霰粒腫は非感染性炎症で内容が粥状物。前葉浸潤例はステロイドが有効の時あり。通常、霰粒腫は抗菌剤に反応しない。霰粒腫摘出:経皮的方法もある。ステロイド注射も有効の時がある。
④重要なのは、まず、炎症か腫瘍かの鑑別。
⑤睫毛乱生:睫毛根切除術

&2 白内障手術関連
①粘弾性物質OVD(Ophthalmic Viscosurgical Device。直訳すると眼科用粘性手術用具)
・凝集型:プロビスク、オペガン、ヒーロンなど
・分散型:ビスコ-ト
・Viscoadaptive:ヒーロンV
これらを目的や状況に応じて適切に使用することが大切。
②術後視機能:QOLの改善度、視力、コントラスト感度、色感覚 収差(歪み的なもの)、グレアやハロー(ちらつき)

&3 涙器と抗がん剤
 抗がん剤ティーエスワンによる涙道障害(涙点・涙小管閉塞):予防的にNSTを留置しておく、TS-1を続けるならNSTも抜去せず留置したままにする、という選択肢もある。

&4 角結膜について
①角結膜上皮幹細胞:輪部に存在。Palisades of Vogtの有無(輪部にすじ状に配列)。
②角膜に混濁を見たら(角膜実質混濁):浸潤か膿瘍か?
浸潤:リンパ球が多く、ウイルスや免疫反応。膿瘍:好中球が多く、細菌や真菌感染
感染の可能性が高いのは、中央>周辺、大>小、単発>多発、
角膜浮腫、前房にcell、角膜後面沈着物。
③Trantas班:輪部の多発小隆起。春季カタル、アレルギー性結膜炎etcで見られる。